大和田ファミリープールは今月末で廃止に
大和田ファミリープールは、令和元年まで毎年2万人を超える利用者があり、新座の魅力のスポットでした。建設から35年が経過し、施設の老朽化が課題でしたが、これまでの市の答弁では、「今後市営プールのあり方について検討していくが、当面は200〜300万円程度の修繕や工事などで運営していきたい」と述べていました。
今議会で突然、3月末で大和田ファミリープールを廃止するとの条例案が出されました。最低限の部分改修で1億8千万円と多額の費用がかかる。代替え施設として大和田2・3丁目に水遊びできる公園を設置するという説明がありました。
文教生活常任委員会で黒田実樹市議は、「プールを廃止するにしても、市民に対し、率直に施設の老朽化や課題があることを知らせ、声を聞いて、もっと調査研究することが必要だったのではないか。いろいろ検討したうえで廃止する結論が出たというのであればまだ分かるが、しばらく『修繕しながら運営する』と言っていたのに突然、1カ月後に廃止するというのはとても受け入れられない。また、プールの再開を楽しみにしている子どもたちや保護者の気持ちを考えると、今回の対応は市民に対して不誠実だったのではないか」と討論し条例案に反対しました。
(にいざ民報 2022年3月20日 No.1939)