共産党の提案が実現 地域応援クーポン券(3千円)を全世帯に配布 物価高騰対策、ゼロカーボン施策が前進

新座市議会第2回定例会は、5月31日から6月21日までの会期で、開催されました。令和5年度一般会計補正予算が、第2号(専決処分)、第3号、第4号、第5号と続けて提案されました。

太陽光発電設置費補助

第5号補正予算は、2050年までに二酸化炭素排出ゼロをめざす、ゼロカーボンシティ宣言の実行のための予算で、総額約3億3000万円です。

太陽光発電設備・蓄電池・高効率空調機器・LED照明灯への補助制度を家庭向けと事業者向けに分けて設定しました。令和5年度だけで補助額は5413万円で、今後5年間で4億5469万円を予定しています。

日本共産党市議団が繰り返し提案したことが多く実現しました。日本共産党は賛成しました。

太陽光発電設置費補助

第2号補正予算は、市の財政調整基金を851万円取り崩して、国のマイナポイント事業の申込期限の延長に伴い、マイナポイントの申し込みを実施するもので、日本共産党は反対しました。

国のマイナポイント事業

新堀歩道橋を撤去

第3号補正予算は、新堀歩道橋撤去費用工事を西武鉄道に委託し、令和5年度・6年度で5億2100万円以内で実施するもので、日本共産党は賛成しました。

学校給食費への補助増額

第4号補正予算は、物価高騰対策が中心で、①3000円分の地域応援クーポン券を全世帯に郵送、②小中学校の学校給食費への支援金を増額して来年3月までは値上げを回避③住民税非課税世帯(1万8000世帯)に、1世帯当たり3万円を支給、④障がい福祉サービス事業所と介護保険サービス事業所に、1事業あたり10万円を支給、⑤高齢者配食サービス事業に20万円を支給、⑥集団資源回収事業協力事業者に補助金2750万円を支給。

日本共産党市議団が4月7日に市長・教育長に6項目の要望書を提出しましたが、その内容がほぼ実現しました。物価高騰対策以外では、⑦市営墓園合葬墓の設置工事費8000万円、⑧石神3丁目緑地用地購入費約2億9000万円。日本共産党は賛成しました。

都市計画道路保谷朝霞線の道場2丁目地域(中央公民館近くの県道から黒目川近くの産業道路まで)を新たに市道認定する議案が市長から提案され、日本共産党は「道路幅員が27mとなっているが、地域住民は20mから27mの拡幅に反対している人が多い」として反対しました。

公明党・政和会・由臨会 陳情・意見書を否決

市民から提出された陳情に、日本共産党は賛成しましたが、公明党・政和会・由臨会が反対して否決しました。

紙の保険証を廃止せず、トラブルが続くマイナ保険証は見直すことを求める意見書と教職員の長時間過密労働の解消を求める意見書を日本共産党が提案し、消費税を廃止しインボイス制度を中止することを求める意見書を市民と語る会が提案しましたが、3本とも公明党・政和会・由臨会が反対し否決しました。

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議案に対する各議員の賛否状況(賛成○反対×)

(にいざ民報 2023年7月16日 6月議会報告号)