高等教育無償化必ず 吉良氏招き青年の集い

日本共産党埼玉県委員会と日本民主青年同盟埼玉県委員会は7日、さいたま市で日本共産党の吉良よし子参院議員・党青年学生委員会責任者をメインスピーカーに「高等教育無償化へ日本共産党の緊急提言を学び実現へ声をあげる『つどい』」を開きました。

参加した学生から「アルバイトで学生の本分である学業ができない」「来年から社会人。安い給料で奨学金を返済できるか不安」など切実な実態が告発されました。

吉良氏は、学費が50年間で50倍にもなる中、奨学金利用者の75%が貸与でその多くが有利子であること、給付奨学金は対象が狭く、返済の救済策はほとんどの利用者が使えないなど、問題だらけの日本の奨学金制度を批判しました。

さらに高等教育の無償化へ向けた第一歩として、▽学費は直ちに半額、入学金ゼロ▽75万人に給付奨学金をつくる▽返済中の奨学金の半額を国負担―の三つの緊急提案を予算額・財源と共に紹介。「声をあげれば必ず変わる」と呼びかけました。

参加者から「学費・奨学金の問題は学生だけでなくすべての世代の問題とわかった」「今の政治は横暴。政治は一人ひとりに寄り添ってほしい」と感想が寄せられました。

集いで話す吉良氏=7日、さいたま市
集いで話す吉良氏=7日、さいたま市

【しんぶん赤旗 2023年10月8日から】

(にいざ民報 2023年10月15日 No.2010)