「新座市の学校給食無償化とオーガニック給食をめざす会」3201筆の署名を市長、教育長に提出
『新座市の学校給食無償化とオーガニック給食をめざす会』は10月10日、並木傑市長、金子廣志教育長と懇談し、要望署名3201筆を提出しました。
参加者の発言の概要は以下の通りです。
- 子どもは新座の美味しい給食が大好き。体に良い食材を食べさせたいが物価高騰で手が出ない。給食にオーガニックを取り入れてほしい。
- 近隣市へ援農に行っているが給食に無農薬食材を取り入れる話が進んでいる様子。有機米や国産小麦に変えるなど少しづつでも進めてほしい。
- 子ども3人いてとにかくお金がかかる。少しでも補助してほしい。福祉の良い市にしてほしい。
- 子ども5人育てている。給食費は3人分で月に12700円。家計が辛い、給食費が無償になったらスニーカーやぼろぼろの体操着を買い替えたい。給食無償化になれば新座市で結婚、育児する人も増えると思う。
- 駅頭署名をしていると子育て世代に限らずオーガニックの声が多い。無償化はどの子にも平等に行き届くので実現してほしい。
- 小学5年生です。給食は美味しくて毎日おかわりしています。農家さんと一緒に無農薬のお米や野菜をつくり、給食で食べられたら風邪も引かなくなって健康にとてもいいと思います。
参加者の声を受けて市長、教育長が回答しました。
【市長】重く受け止める。23校全て自校式であることは新座の誇り。国の少子化対策に給食費無償化も入っているので見極めたい。近隣で無償化する自治体が増えているのは事実。真摯に捉えて検討したい。
【教育長】新座市は地産地消が進んでいる、収穫してその日のうちに調理している。できるだけオーガニックを届けたいと考えており、地元農家とも協議を進めて実現したい。
司会のKさんは、「オーガニックについては前向きで、頑張ってほしいです。無償化については、2018年国会審議でも文科大臣が『自治体が食材費を負担することは禁じていない』とし、無償化する自治体は昨年に比べ254から491に増え、大きな流れになっている。色々とお金をかけていただきありがたいと思うが、一方で財政調整基金は60億円あるとのこと。日本は少子化で皆これからを心配しています。私たちは目に見える子育て支援を望んでいます」と重ねて要望しました。
【黒田実樹市議・記】
(にいざ民報 2023年10月15日 No.2010)