派閥解消で疑惑解消しない 徹底した真相解明こそ必要

日本共産党の小池晃書記局長は、自民党派閥の政治資金パーティー収入をめぐる裏金問題に関して22日に記者会見しました。

「自民党は派閥解消などを明言しているが、派閥解消で疑惑を解消することはできない」と指摘し、「徹底した真相解明こそ必要だ」と述べました。「国民は派閥解消が目くらましにすぎず、問題の解決にはならないということをしっかり見抜いている」と強調。なぜ裏金化が行われたのか、いったいどれだけの金が裏金になったのか、それらをいったい何に使ったのか、「真相全体を解明することなしに、解決の方法は出てこない」と述べました。

小池氏は同時に「企業・団体献金を禁止する。企業・団体によるパーティー券の購入を禁止するという大本をただす改革が必要だ」と主張。岸田首相が派閥解消によって「けじめをつける」と述べていることを厳しく批判しました。

(にいざ民報 2024年1月28日 No.2021)