「住まいは基本的人権」生活保護問題議員研修会に参加して 辻実樹市議
8月24〜25日に鹿児島県市町村自治会館で行われた第10回生活保護問題議員研修会に参加しました。
二日目の分科会は『実践!居住支援、各地の居住支援協議会、民間団体の取り組み』に参加しました。
講師である稲葉剛さんの発言は特に印象的でした。アメリカで広がるハウジングファーストは「住まいは基本的人権である」として利用者本人を真ん中においた支援を大切にしています。稲葉さんの主宰する『つくろい東京ファンド』は、ハウジングファーストの理念の下でシェアハウス、カフェなど様々な事業を展開しています。
ホームレスと障害は根底でつながっていることが多いことから、その特性に合わせた支援を地域の精神科医療機関などと連携して取り組んでいます。
空き家の活用や自治体との協働の難しさなどの今後の課題もありますが住まいを人権とするこの取り組みは、これから地域で益々求められると思いました。
生活保護問題議員研修会に参加 辻実樹市議
(にいざ民報 2018年9月2日 No.1779)