「生垣設置助成制度」の改善を 答弁「フェンスとの併用など、分かりやすく改善したい」

石島よう子議員

石島陽子議員は大阪北部地震での痛ましい事故を受け、9月議会の一般質問で「ブロック塀の撤去改修助成制度の創設と、生け垣設置助成制度の改善を」と一般質問しました。

「ブロック塀の撤去改修助成制度」については、既に石島議員が平成26年の6月議会で地域防災組織に関わる方のご要望をもとに提案。この9月議会で予算化され10月1日から助成制度が始まりました。

「生け垣助成制度」は緑を創出し、火災や類焼を遅らせる効果が期待できます。

石島議員は「樹木の幅50センチメートル程度で高さ1メートル以上を維持する条件はハードルが高い、と聞いています。朝霞市ではフエンスとの併用を認め、品川区では化粧ブロックの上に植栽と併用してデザインフエンスを設置する場合、それぞれに助成金があります。新座市も要件を変えて選択肢を増やしてはどうか」と改善を要望しました。

市長は「生け垣助成制度はこれまで54件、390万円助成してきた。制度策定から30年経ち、現在の住宅事情に適さないものもあるので、利用しやすく改善したい。ブロック塀撤去助成制度と選択できるようになるので用途に合った制度を活用していただき、より安全な街並みを形成したい」と答弁しました。

石島議員はさらに「生け垣助成制度はあまり利用されていないのでは」と質問。

担当部長は「最近、相談自体ほとんど無く、要件を見直すことを考えている。1メートルあたり3本の植栽があれば幅50センチメートルの要件はいらないかと考えている。フエンスとの併用は透過できるものは認めている。いろんな方の意見を聞きながら良いものにしていきたい」と答弁しました。

石島議員は「他市のホームページのように、写真を使って市民がイメージできるものにしてほしい、またケースバイケースで認めていることはホームページに載せてほしい」と要望しました。

愛知県東海市の生垣設置補助制度
愛知県東海市の生垣設置補助制度

(にいざ民報 2018年10月14日 No.1785)