国保税 均等割1万1千円を1万5千円 全体の値上げは据え置き 国保運営協議会
2月5日に新座市国民健康保険運営協議会が開かれ、笠原市議が傍聴しました。
2020年の国保特別会計の編成について、(1)当初予定していた一人当たり4931円の国保税の値上げは行わない。(2)2方式への移行を段階的に進めるため下表のように税率を変更する。(3)賦課限度額は引き上げる、との説明がありました。
2018年2月の国保運営協議会では、7年連続の値上げが公表されましたが、日本共産党が市民と力を合わせて値上げ反対の署名運動を進め、約7000筆の署名が市長に提出されました。3月議会には多くの市民が傍聴し、「黒宇なのになぜ値上げするのか」と共産党と市民と語る会の8人が反対しましたが、自民・公明などの賛成で値上げが決定されました。しかし、この反対運動はその後に大きな影響を与え、2019年度(一人あたり5548円の値上げ)2020年度(4931円)の値上げは提案できませんでした。市民運動の大きな成果です。
しかし、現在の4方式(所得割・資産割・均等割・平等割)から2方式(所得割・平等割)に移行するため均等割が値上げされ続けているため、全体として値上げされなくても、家族の多い世帯は値上げになります。特に子どもが多い世帯は深刻です。
共産党市議団は「子どもの均等割(現在は年間2万2千円)を廃止する」条例を提案していますが、自民・公明の反対で実現できていません。当初の値上げ計画では2024年には子ども1人5万7000円にもなります。「子どもに税金をかけるな!」の声を大きくしましょう。
(にいざ民報 2020年2月9日 No.1845)