埼玉県南西部消防本部が第5次5カ年整備計画を策定 令和2年度から令和6年度までの5年間

朝霞地区一部事務組合議会第1回定例会が3月30日に開催されました。その中で県南西部消防本部が策定した第5次5カ年整備計画が配布されました。計画は令和2年4月から令和7年3月までの計画となっています。

主な施策は①消防体制の充実・整備②人材育成基本方針の推進③消防施設の整備及び強化④安全管理体制の強化⑤予防行政の推進⑥消防活動体制の強化⑦救急活動体制の強化⑧消防団等との連携強化⑨応援・受援体制の強化の9章立てとなっています。

③消防施設の整備では、令和2年度大和田分署改修工事実施設計委託、令和3年度大和田分署改修工事管理業務委託及び改修工事が計画されています。また、令和2年度に消防指令システム実施設計・設計照査、令和3年度には消防指令システム設置工事・工事監理・消防救急デジタル無線移設工事が計画されています。消防指令システムの更新には9億5000万円がかかるという説明がありました。

国では、各消防本部の消防の責任を果たすために必要な施設及び人員の目標値を算定するために、消防力の整備指針を定めています。この指針と現有消防力を3年ごとに調査をしています。(表1)令和2年度は21名の職員が新たに採用され、11名増になる予定です。特に、不足している救急隊には9名が増員され1隊増になる予定です。

朝霞地区一部事務組合議会では、令和2年度一般会計当初予算など6本の条例が審議され、全て全会一致で可決されました。小野大輔議員が議会に出席しました。

埼玉県南西部消防本部:新座市・志木市・朝霞市・和光市からなる消防本部。1本部4署4分署、職員423人(平成28年4月1日現在)。圈域人口は45万6千人。

表1 整備指針数と現有消防力の比較

(にいざ民報 2020年4月12日 No.1852)