町内会・自治会61団体・町内会以外87団体 集団資源回収奨励金 2284万円の復活を

小野だいすけ市議

3月12日の本会議で小野大輔市議が一般質問を行いました。

小野議員:令和元年度決算資料では、町内会で市内61団体、町内会以外の87団体が集団資源回収を行っています。集団資源回収奨励金2284万円が休止となりました。紙と布の重さ1キログラム当たり、4円の奨励金が0になるという事です。これでは、そのまま焼却ゴミとして捨てるようになってしまいます。

市長の施政方針で、「貧困や環境問題などのグローバルな課題を克服するための取り組みも実施していく必要があります。そのため、国内で広がりを見せているSDGsの達成に向けた取り組みについて本市でも推進してまいります。」と述べています。SDGsの方針に逆行するものではないでしょうか。

市内団体の活動は様々です。自治会、町内会であれば、地域活動が盛んな団体は、お金がかかります。これまでやってきた活動を縮小せざるを得ない状況になってしまいます。町内会への補助金も削減されています。令和3年度は何もできないという事になってしまうのではないでしょうか。

スポーツ団体もあります。遠征費などを奨励金から捻出しているという事をお聞きしました。市民ヘの負担が増えることになるではないでしょうか。

いったん取りやめた、地域活動を復活させるというのは力がいることです。特に、高齢化が著しい町内会、自治会ではそれが顕著です。コロナ禍で支えあいが求められている時に奨励金をなくすことはやめるべきではないでしょうか。

市長:町内会では内部留保が蓄えられていると聴いている。新年度は休止をお願いしたい。市の説明に団体は理解をしていると認識している。

小野議員:奨励金が廃止されたことで回収をやめた団体はありますか?

市民生活部長:1団体が回収をやめると聴いている。

小野議員:団体から意見は聴いているか?どんな意見が出ているか?

市民生活部長:各地域に行って説明をしてきた。おおむね理解されていると感じている。

小野議員:町内会連合会長から集団資源回収奨励金を早急に復活させるように求める要望書が意見書として出されている。早急にというのは補正を組んで新年度では奨励金を削るなという意味ではないのか。すぐに復活させるべきだ。

市長:奨励金を復活させることができるように研究したい。

(にいざ民報 2021年3月21日 No.1895)


SDGsの目標12:持続可能な消費と生産、持続可能な消費生産形態を確保。15:持続可能な森林の経営。砂漠化への対処などがある。