ジェンダー学習会 誰もが自分らしく生きられる社会を 梅村さえ子参院選埼玉選挙区予定候補

ジェンダー問題学習会

1月16日朝霞市「ゆめぱれす」で、ジェンダー問題学習会が開催されました。講師は、日本共産党の梅村さえ子元衆議院議員です。梅村氏は、「誰もが性別にかかわらず個人の尊厳を大切にされ、自分らしく生きられる社会へ」をテーマにお話ししました。

私のポスターには、「あなたらしく生きられる」とあり、これはジェンダー平等へ込めた想いです。今年で結党100年の日本共産党は、2019年に綱領を改定しました。新しくジェンダーの問題が入りました。戦前から男女平等、18歳選挙権を求めてきましたが、さらなる党自身の自己改革となっています。ジェンダー問題は社会的につくられた男らしさ、女らしさが生み出しています。LGBTQは性的指向、性自認を指し、SOGIは全ての属性を指します。ジェンダー平等の運動で虹がよく使われるのは、境界はない全てはグラデーションでどの色も地続きだという意味が込められています。

衆議院議員の時、性被害にあった方のためのワンストップセンターの設置を求めてきました。県内に1つだけで足りていない状況です。AV出演強要問題、児童養護施設や児童自立支援施設などでの子ども間の性暴力問題などを取り上げてきました。今は、月1回、県内のフラワーデモに参加しています。小さい時に受けた性被害を大人になってやっと語れる人がいます。被害者が声をあげ始めていますが、被害者とともにあるということ、被害者を一人にしないことが大事になっています。

党はジェンダー平等政策を総選挙で発表しました。①男女の賃金格差の是正、働く場でのジェンダー平等を目指す。②選択的夫婦別姓、LGBTQ平等法を実現し、多様性が尊重される社会をつくる。③痴漢ゼロの実現、女性に対するあらゆる暴力を根絶する。④リプロダクティブ・ヘルス&ライツの視点に立った政治。⑤意思決定の場に女性を増やし、あらゆる政策にジェンダー視点を貫く。の5点です。

こうした政策を実現するために、2つの大きな問題があります。この問題によって世界でもジェンダー平等が異常に遅れた日本になっでいます。ひとつは、明治憲法下の家父長制度を美しい日本と語る自民党政権です。もうひとつは、女性を安上がりの労働力として利用したいという財界の意向です。この2つの障害を乗り越えて新しい政治を一緒に実現しよう、と語りました。

日本共産党からは、黒田(辻)実樹市議、小野由美子市議、小野大輔市議が参加しました。

梅村さえ子参院選埼玉選挙区予定候補

(にいざ民報 2022年1月30日 No.1932)