市の預貯金は約56億円過去最高(12月時点) 貯め込むのではなく、生活道路や福祉に使え
日本共産党 市政・議会報告
12議会に市長が提案した一般会計補正予算(第9号)は、市民が求めている生活道路の改修工事や削られた福祉を元に戻す事は実施せず、新たに約1億2千万円を財政調整基金(市の預貯金)に積み立てるものでした。財政調整基金の残高は約56億円となり、12月時点では昨年より約16億円増で過去最高となりました。一方、道路維持補修工事費は一路線で1千万円、道路改良工事費は460万円だけでした。
日本共産党は、「市民の税金を基金に貯め込むのではなく、生活道路や福祉の向上にこそ使うべき」と主張し補正予算に反対しました。
自助・共助で自己責任を押し付けるな
12月議会では、令和5年度から10年間の市の基本方針を定める「第5次新座市総合計画基本構想」を審議しました。
共産党は修正案を提案しました。修正案の概要は次の通りです。
①「子どもの意見を尊重し、子どもの最善の利益を優先したまちづくりを進めます」を追加する。
②「『自助』『互助』『共助』『公助』の理念を踏まえつつ」の部分を削除する。
③ 公共施設の運営について、「統廃合」の記述を削除する。公民館・コミセン、集会所、小中学校などの統廃合を進めるべきではない。
共産党は、政府への意見書3本を提案しました。「保育士の配置基準の見直し及び処遇改善を求める意見書」は全会一致で採択されました。「物価高に見合う生活保護基準の引き上げを求める意見書」と「インボイス制度の実施中止を求める意見書」は、共産党と市民と語る会は賛成しましたが、公明党、政和会、由臨会が反対して不採択となりました。
学校給食費を値上げするな
12月16日、日本共産党は市長と教育長に「学校給食費を値上げしないことを求める要望書」を提出しました。物価高騰で学校給食は赤字です。今年3月まで市が補助し値上げされませんが、4月以降はまだわかりません。4月以降も市の補助を継続し、値上げはすべきではないと強く要望しました。
(にいざ民報 2023年1月22日 12月議会報告号)