財政調整基金7億7千万円積み増し65億5千万円に 税金はため込むより暮らしに使うべき
2月28日に開会された市議会定例会で、令和5年度新座市一般会計補正予算(第12号)の質疑、採決が行われました。
補正予算では財政調整基金が7億6953万7千円が積み立てられ、基金残高は65億5678万9千円となりました。笠原進市議は「令和5年度、市が財政非常事態宣言前に目標としていた基金35億円を下回ることがあったのか」と質問。財政部長は「幸い35億円を下回ることはなかった」と答弁しました。
小野大輔市議は反対討論で、「令和5年度当初予算に対して、日本共産党は組み替え動議を出して、財政非常事態宣言で削減された福祉制度を元に戻すことを求めてきた。組み替え額は難病患者支援金の復活650万円、重度要介護高齢者手当金の額を見直し前に復活1570万円などの2億円程度です。基金に貯め込むのではなく、福祉制度を元に戻すべきであった。
地方自治法では、市の目的は福祉の増進とあります。お金を貯め込むのではなく、削減された福祉を戻すことなど、市民の暮らしをよくするために使うべき」と強調しました。
日本共産党と市民と語る会は反対しましたが、公明党、未来を創る会、自民・維新の会は質疑、討論もせず賛成し、補正予算は可決されました。
(にいざ民報 2024年3月10日 No.2025)