ほっとぷらざ代替施設、三軒屋公園等複合施設整備 「平場の公園の充実を」等説明会での意見反映を

小野だいすけ議員
小野だいすけ議員

志木駅南口にあった「ほっとぷらざ」の代替施設として、図書館や児童館と東北コミセン機能が入る複合施設の整備が検討されています。場所は、東北コミセンの隣の三軒屋公園です。市は三軒屋公園等複合施設整備事業として進めています。三軒屋公園等複合施設整備は、DBO方式で建設・管理・運営を民間企業に一括発注します。費用を10%減できると説明しています。民間企業が利益を上げ、市の負担を軽減できるように商業施設が200平米整備される計画になっています。

整備は屋上に公園を整備する「立体都市公園」が計画されています。

市民からは、説明会の開催等を求める声が多数挙がっていました。市は、2月28日市議会全員協議会を開催し、事業の選択肢を増やしました。パターン1(現計画)に加え、パターン2、パターン3を公表しました。説明会を開催し、市民の声を反映させて事業を進めると約束しました。

3月3日の説明会には74名が参加しました。「ほっとぷらざに代わる暫定図書館を早く整備を」「民間任せではなく、公設公営で整備を」「子どもたちのために、お金をかけても良いものを残してほしい」「遊具が充実していて、緑があり、砂場・水場がある駅近い公園は貴重です。この空間を残してほしい」「障がい者が働けるカフェの設置を」「深夜の騒音をなんとかして欲しい」「屋上公園ではなく、平場の公園を残して欲しい」等の様々な意見が寄せられました。

3月13日、小野大輔市議が一般質問を行いました。

小野議員:「説明会の意見をどのように反映させるのか?」

総合政策部長:「6月頃に意見を踏まえて再度市の提案を行う。説明会形式で東北コミセンになると考える」

小野議員:「説明会に来られない方の意見は聴くのか?」

総合政策部長:「3月中旬から1か月程度アンケートを行う予定だ」

小野議員:「建設コストが高額になった。商業施設や屋上公園を止めるなど、建設コストを縮減するべきでは?『平場の公園を広く取ってほしい』という意見が多い。屋上公園を変更して平場の公園を増やすことはできないのか?」

総合政策部長:「商業施設についてはカフェ程度はあっても良いと考えている。平場の公園を増やすことについてはできるかどうか含めて検討したい」

小野議員:「民間一括発注による経費の縮減で、官製のワーキングプアや人員削減によるサービス低下が懸念される。公設公営で進めるべきではないか?」

総合政策部長:「運営の部分は、福祉や教育など多岐にわたる。民間一括発注で効率化を図れると考える」

(にいざ民報 2024年3月24日 No.2026)