小野議員「デマンドタクシーの実施を」 市長「地域公共交通会議の中で検討していきたい」

小野だいすけ議員
小野だいすけ議員

3月13日、小野大輔市議がデマンドタクシーの実施を求めて一般質問しました。

小野議員:「にいバス」だけでは市民の足を確保できません。それ以外の交通手段を考えて支援するべきです。家の前までタクシーが来て、市が補助をして、安く、定額で乗れるデマンドタクシーを実施するべきではないでしょうか?

市長:デマンドタクシーの実施は、市全体の公共交通網において、路線バスやコミュニティバスではカバーできない交通空白地域を補完する交通手段として有効な方法の一つと捉えています。運転手不足の問題等があります。デマンドタクシーを含めた新たな交通手段の導入や運転手に負担のない制度設計は、令和6年度及び令和7年度の2か年をかけ策定する地域公共交通計画の中で検討はしていきたいと思っています。

小野議員:デマンドタクシーの実証実験後の令和4年の3月4日の文教生活常任委員会でにいバスの担当課長はこのように答えています。『にいバスでまずやってみて、駄目な場合はデマンドタクシーも検討していく。社会情勢を見極め、デマンドタクシーも考えていきたい』と答えています。にいバスの再編成がなされましたが、新時刻表になり、志木コースは使いにくくなりました。さらに、東武バスウエストが撤退すると表明されています。今の社会情勢見たら、デマンドタクシーを実施しなければいけない時期だと思います。デマンドタクシーを実施することを令和6年度、令和7年度の計画で検討するべきではないですか?

まちづくり未来部長:実施を検討することではありません。路線バスが市内全域をくまなく通るわけではないので、交通空白地域、おおむね半径300メートル内にバス停がない地域がかなりあります。今取っている手段がコミュニティバス、にいバスです。再編して、よくなったという意見、利用しづらくなったご意見をいただいています。これから改善できるところはどこかと検討していた矢先に撤退の話が出てきてしまったわけです。東武バスウエストが、土日、祝日は運休をするが、平日は今の運行形態を守ると回答はあります。交通空白地域が解消できない地域がデマンド交通なのかなというところは考えています。そこで、このタイミングで地域公共交通会議、公共交通に関係する方々、ほぼ網羅できている会議体ができます。市のほうで誘導する形ではなく、デマンド交通も含め議論し、考えていきたいと思います。

(にいざ民報 2024年4月7日 No.2028)