三軒屋公園等複合施設整備について日本共産党市議団が要望を提出

4月22日、日本共産党議員団が、(仮称)三軒屋公園等複合施設整備についての要望書を提出しました。内容は以下の通りです。

1、できる限り平場の公園を広くとること、建設費は極力安くなるよう努めること

市民からの要望は「平場の公園を残してほしい」という要望が多く寄せられています。立体都市公園による屋上の緑化や公園化部分を増やすのではなく、東北コミセンの跡地を公園利用するなどできる限り平場の公園を増やすよう努力してください。屋上の公園は、安全対策を万全にしてください。

また、階段型ではなく総2階、総3階にするなど、建設費が安くなるように努めてください。華美な施設ではなく、市民が利用しやすく、耐震など安全性を第一に考えてください。

2、民間一括発注について

施設の建設・管理・運営については、これまで通り、建設は市が直接発注する、管理・運営についても可能な限り公営で行うなど、市が主導して行うべきだと考えます。

PFIなどの民営化は、施設運営全体が、ブラックボックス化し、市の責任を縮小し、市民の利便性を後退させる可能性があります。市議会全員協議会では、15年間の民間一括発注で、10%コストカットができると説明がありましたが、公設・公営との建設費、管理費、運営費の別々の比較は示されませんでした。コストカットは、人件費に偏ることになるのではないでしょうか。そうなれば、人員削減や職員の流動化によるサービス低下が懸念されます。また、最低賃金ギリギリで職員を雇用することになり、官製ワーキングプアの温床になります。施設の完成を心待ちしている市民の利便性は、現在よりも向上できるように考えるべきです。

3、商業施設について

商業施設は200平米を計画しています。民間企業とのサウンディング調査でも、採算をとることが難しいという指摘があります。また、カフェ施設なら40平米でできるという意見もありました。商業施設は志木駅周辺には有り余るほどあります。商業施設は整備するべきではありません。その代わりに基本計画のアンケートにもあった障がい者が働ける福祉的施設を整備するべきです。障がい者を支援する職員を雇用し、障がい者が働けるカフェに授産施設の製品売り場を併設することを求めます。

4、ほっとぷらざの代替施設として整備することについて

基本計画の策定にあたって、東北コミュニティセンター利用者の意見は聞いていますが、廃止されたほっとぷらざ利用者の意見は聞いていません。ギャラリーやホールの機能・設備については、市内で活動している団体の意見を聞いてすすめることを求めます。

三軒公園等複合施設のイメージ図
「ほっとぷらざ」の代替施設として東北コミセンと三軒屋公園に、図書館と児童館を含む複合施設が予定されています。

(にいざ民報 2024年5月12日 No.2031)