大企業の内部留保425兆円は 過去最高! 一方で、労働者の賃金は減

財務省が3日発表した2017年度の法人企業統計によると、大企業(資本金10億円以上)の内部留保が425・8兆円と400兆円を突破しました。内部留保は、第2次安倍晋三政権が発足した12年度から1・28倍、当期純利益も44・9兆円となり2・3倍です。

法人税減税をはじめとしたアベノミクス優遇政策によって大企業は空前の利益を拡大し続けてます。

役員報酬は1930万9千円と60万円以上増やす一方、従業員の賃金は575万円と昨年度より5万4000円の減額です。12年度と比べても1・03倍にとどまり、この間の消費税増税や物価上昇と合わせると実質減少です。逆立ち税制を変えましょう!

(9月3日 しんぶん赤旗より)

大企業諸指標の推移

(にいざ民報 2018年9月9日 No.1780)