オスプレイが自由気ままに飛来! 市民の命と安全を守り、米軍にしっかり抗議を

あしの修議員

去る7月2日と11日、新座市上空を突如、米空軍特殊作戦機CV22オスプレイが飛来。一部の目撃情報では、米軍大和田通信所(西堀など)上空でホバリングし、米軍所沢通信所に着陸したとのことです。

あしの修市議は、市の対応を質すため9月市議会一般質問で取り上げました。

大和田米軍通信所はオスプレイの訓練施設ではない

あしの市議は、「米軍は今回の飛来は『訓練の一環』と言っている。そもそも大和田通信所は訓練を行う施設ではない。そこを訓練の一環として自由気ままに飛来するなど基地強化のなにものでもない。こういう状況を異常と思っているのか。」また、「今回の飛来に際し、市は埼玉県基地対策協議会を通じて抗議したと言うが、市独自に抗議すべきではないが」と質しました。

市長は、「埼玉県基地対策協議会と共に抗議を行っている。自治体の枠を超えた連携した対応の力が効果的。市独自に抗議する考えはない」と答弁。

CV22オスプレイは事故が多い危険な機体。独自に抗議せよ

あしの市議は、「CV22は夜間飛行、低空飛行ができて、MV22より事故率が7倍に達し、極めて危険な機体との報道もある。そういう認識はあるのか」「米軍はすでに2015年6月に『なじみのない地域で離着陸訓練ができる』と述べている」と追及。

市長は、「事前通知の徹底、また民家の上は飛ばない事になっている。」など一般論に終始し「米軍は安全という認識の中でやっていると思う」と答弁しました。

あしの市議は、「市民の命と安全を守るのが自治体の責任だ。所沢市や飯能市は独自に国や米軍に抗議している。なぜ新座市は独自に抗議できないのか」とさらに追及しましたが、執行部は「自治体の枠をこえた連携の方が効果的」という答弁に終始しました。

あしの市議は、「オスプレイは10月から横田基地に本格配備され、さらに危険が増す懸念がある。しっかりとした対応をし、市独自で抗議すべきだ」と述べました。

オスプレイ=通常の固定翼モードで高速飛行、垂直離着陸モードではヘリコプターのように垂直離着陸、ホバリングも出来る
オスプレイ=通常の固定翼モードで高速飛行、垂直離着陸モードではヘリコプターのように垂直離着陸、ホバリングも出来る

(にいざ民報 2018年9月30日 No.1783)