共産党、市長に緊急要望書を提出 「オスプレイの飛行、訓練中止を」「通学路ブロック塀の安全対策を」
日本共産党新座市議団は、7月9日、新座市上空を何度も飛来した「オスプレイの飛行中止」と「ブロック塀の撤去助成制度創設」の二つの要望書を市長に提出し、懇談しました。
墜落、不時着を繰り返す欠陥機「CV22オスプレイ」がこの間新座市上空で目撃されています。複数の市民から「低空飛行だった」「すごい爆音だった」などの情報が寄せられました。所沢通信基地に着陸しましたが、何らの事前連絡がなく突然の飛来。こんなことを許せば、日本全国をCV22オスプレイが勝手気ままに飛び回ること許すことになります。
市議団は横田配備中止、新座市の米軍大和田通信所の機能開示を求めました。市長は「埼玉県基地対策協議会で対応していきたい」と答えました。オスプレイはその後12日、17日にも所沢に飛来しています。
また、大阪の小学生の痛ましい事故をもとに、学校のブロック塀の安全はもとより、民間宅のブロック塀の安全対策を求めました。市長は「多くの学校のブロックに欠陥があり9月補正予算で改修したい」と答えました。
横田基地上空で旋回飛行するCV22オスプレイ=2日(羽村平和委員会提供)
オスプレイの横田配備・飛行中止、
米軍大和田通信所の基地機能把握を求める
新座市長 並木傑様
日本共産党新座市議団 団長 笠原進
7月2日午後6時頃、米空軍特殊作戦機CV22オスプレイが突如、新座市上空を飛来し、米軍大和田通信所でホバリングし、米軍所沢通信基地で離着陸訓練を行ないました。
大和田通信所は米軍の通信基地であり、訓練をおこなう基地ではありません。そういう基地を訓練の一環して飛来し、訓練を実施することは、まさに「基地機能の強化」と言わざるを得ません。新座市は住宅地、学校、保育園等の施設が密集しており、事故でも起きれば最悪の事態を招く恐れがあります。
よって、新座市は事実確認と合わせ、オスプレイの横田基地配備・飛行中止を要請することを強く求めます。また、大和田通信所の基地機能の状況を市が把握し、市民に情報開示することを求めます。
通学路の安全確保のため、ブロック塀撤去
工事費用の助成制度の創設を求める
新座市長 並木傑様
日本共産党新座市議団 団長 笠原進
6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震により、通学中の女子児童が倒壊した小学校のブロック塀の下敷きになって亡くなる痛ましい事故が発生しました。教育委員会は、学校施設や通学路において、危険な個所はないか点検を行い、また保護者に情報提供を求めましたが、その多くは個人や民間が所有するものです。通学路の安全を確保するため、ブロック塀や万年塀などの撤去工事費用の助成制度の創設、また生垣設置助成制度の要件を市民が使いやすいものに改善することを求めます。
(にいざ民報 2018年7月22日 No.1774)