埼玉選挙区で伊藤岳候補が当選 21年ぶりに日本共産党が議席獲得
伊藤 岳 氏(中央)と新座市議団、工藤かおる前市議
7月21日投開票された参院選挙区(改選数4)で、日本共産党の伊藤岳候補は、有力6候補による大激戦の中、念願の議席を獲得しました。伊藤候補は当選後の23日に北朝霞駅で当選のあいさつを行い、市民との公約実現のための決意を語りました。
伊藤候補は、国政選挙8度目の挑戦で初めての当選となります。また、日本共産党が参院選埼玉選挙区で議席を獲得したのは、1998年に富樫錬三さんが当選して以来、21年ぶりです。
全国32ある1人区では、10地区で野党が勝利しました。与党とその補完勢力の維新に改憲が必要な3分の2の議席を与えませんでした。
安倍晋三首相は「国民に力強い信任を得た」として任期中の改憲を企んでいます。自民党は9議席減り、単独過半数を失いました。比例票では2000万票を大きく割り込む1771万票で、第2次安倍内閣発足以来最低の16・6%(絶対得票率)に落ち込みました。信任を得たとはとても言えません。とりわけ3分の2維持の分かれ目となった1人区の激戦区に首相自らが繰り返し応援に入ったものの、安倍改憲反対・発議阻止を掲げた野党統一候補に軒並み逆転され敗北しています。
日本共産党の志位委員長は「そのような性急な改憲を進めることは賛成でないという民意が、今度の参院選で示された。首相はこの民意を受け止めるべきだ」と批判し、改憲策動を中止するよう強く求めています。
日本共産党は、「減らない年金」「消費増税ストップ」など公約を実現するためにがんばります。
(にいざ民報 2019年7月28日 No.1821)