新型コロナウィルス対策を PCR検査の充実、検査用車両の導入を

小野だいすけ市議

9月14日に小野大輔議員が一般質問を行いました。

新座市独自でPCR検査を実施し、新型コロナウィルス対策を更に進めるように求めました。

小野議員はPCR検査を行っている検査機関の数、検査件数、陽性者数、陽性率を質問。

いきいき健康部長は、検査機関数は16か所、検査数は26677人、陽性者数は748人、陽性率は2・8%と答えました。

これは、すべで朝霞保健所管内(新座市、朝霞市、志木市、和光市、富士見市、ふじみ野市、三芳町)の数字です。小野議員は、市内の状況がどのようになっているのか再度質問しました。担当部長は市内の感染者数は答えましたが、検査数や日にちごとの検査の伸び、陽性率は把握していませんでした。小野議員は、「市内の感染状況を把握しなければ、対策がとれない。県や医師会とも協力して情報を把握するべきだ」と訴えました。また、「共産党はエピセンター(感染震源地)で働く人を網羅的に検査を提案している。世田谷区などでは、区独自の『社会的検査』を実施している。新座市でもPCR検査を実施するなど『社会的検査』を実施するべきだ。検査へ行くには公共交通を使うことができない。吉川市などが実施の専用車両『PCR検査センター用飛沫循環抑制車』を新座市でも配備してはどうか」と質問しました。

いきいき健康部長は、県の検査が充実してきている。自費で行える検査も出てきている。検査できる機関も増えてきているので市独自では行う考えはないと笞えました。

小野議員は、「陽性となった方の家族に介護が必要な高齢者、障がい者がいる場合、また、小さい子どもがいる場合の対応はどのようになっでいるのか。埼玉県の事業では『感染症罹患ケアラー支援対策事業』に3億7000万円の予算が計上された。高齢者で20名、障がい者で8名を入所できる施設を整備する予定になっている。市内の事業所での整備予定はあるのか」と質問しました。

担当部長は「障がい者の入所施設『すわ緑風園』で整備の話が持ち上がっているが、具体的な話はまだない。高齢者についてはない。児童への対応は、児童相談所と市の緊急サポート事業で受け入れられるのではないかと考えている」と答弁しました。

市長は、「県の事業にはできるだけ協力していきたい」と答弁しました。

9月11日現在の市民の感染者数は88名です。市のホームページには感染経路が想定されるものが提示されています。勤務先に陽性者がいたという方が13名となっています。また、初期の、同僚に陽性者がいたを合わせると、勤務先で15名となります。市には志木駅、新座駅があり、それ以外にも多くの市民が使うひばりが丘駅、北朝霞駅などがあります。都内に出勤される市民は電車を利用する方が多くいます。エピセンターで、その近くで働く人も多くいると予想されます。

オリンピックは2021年7月23日から8月8日まで、パラリンピックは8月24日から9月5日までの日程が予定されています。現在もそうですが、これからを見据えても、市民が安心して暮らしていくために、市の経済が発展していくためにも体制を充実していくことが必要ではないでしょうか。

(にいざ民報 2020年9月27日 No.1872)