国際女性デー3月8日 男女共同参画プラザの継続の陳情書採択を

3月8日、総務常任委員会で男女共同参画推進プラザを継続することを求める陳情書が審議・採決されました。日本共産党の小野大輔市議は、採択することを求めました。公明党、政和会、由臨会は、趣旨採択すべきだと主張しました。採択すべきという委員が1人、趣旨採択の委員が4人で総務常任委員会の結論は趣旨採択すべきという結論となりました。

男女共同参画プラザが、ほっとぷらざの移転により市役所本庁舎へ移動される予定になっています。陳情書は、以下の通りです。

  1. 東北コミュニティセンターとの複合施設に「男女共同参画推進プラザ」を設置してください。
  2. 複合施設が出来るまで暫定的に分散するにしても、「交流コーナー」を設置するなど市民から「男女共同参画推進プラザ」の存在がわかるように、できる従前の「男女共同参画推進プラザ」の機能・業務、事業を継続させてください。

小野市議は、以下のように述べて陳情書を採択するように求めました。

第3次にいざ男女共同参画プランでは、市の役割として3つ挙げています。

  • 市民や事業者に対する、男女共同参画社会の基本理念の浸透を図るため、啓発活動等を実施していきます。
  • 市民一人ひとりが能力を発揮することができ、性別に捕らわれない多様な生き方が選択できるような環境の整備を進めます。
  • 国や県と十分な連携を図り、市民や事業者と協働して、男女共同参画社会の形成に向けた施策を実施します。

陳情は市の役割を果たすように求めるものだと考えます。

日本の2020年のジェンダーギャップ指数は、0・652(指数は1が平等、0が不平等)で、153か国中121位で、前年度の110位から後退している。特に政治分野は酷くて、0・049の144位です。政治分野の指数というのは、国会議員や閣僚の男女比から割り出されている数字です。新座市議会では、こんな指数にはなっていません。その議会が役割を果たす時ではないでしょうか。3月8日は国際女性デーです。女性の権利の保障と世界平和に取り組む日です。全会一致で採択すべきです。

趣旨採択するべきだという委員の意見は以下の通りです。

陳情事項1にある東北コミセンの建替えは検討段階です。プラザを入れることは時期尚早だ。または、財政的に難しい。陳情事項2は理解できるという事でした。

趣旨採択
請願(陳情)の願意については十分に理解できるが、財政事情等から当分の間は願意を実現することが困難な場合などに、便宜的に「趣旨には賛成である」という意味の議決をすることがあります。この場合の決定方法のことをいいます。

(にいざ民報 2021年3月14日 No.1894)