介護職への拡大要求 ワクチン接種めぐり宮本氏

日本共産党の宮本徹議員は21日の衆院厚生労働委員会で高齢者のワクチン接種と並行して介護に従事する職員の接種を拡大するよう求めました。

特養ホームなどの入所系施設では職員にもワクチン接種が行われているのに対し、自治体によっては特養などに併設されているショートステイ、デイサービス、訪問介護、ケアマネなど居宅介護に携わる職員のワクチン接種は行われていません。また、併設されていない居宅介護の職員は対象外とされています。

宮本氏はこうした現状を指摘。デイサービスなどでクラスターを発生させないためにも、居宅系介護サービスに携わる職員のワクチン接種の優先順位を引き上けるべきだと求めました。

政府・分科会の尾身茂会長は「クラスターになる可能性を防ぐという点からも、ワクチン接種をやらない理由はない。絶対やった方がいい。制度設計を行ってもらいたい」と述べました。

宮本氏は、尾身会長の意見も踏まえた対応を要求。田村憲久厚労相は「分科会の専門家の意見ということになれば、厚労省も対応したい」と答えました。

質問する宮本徹議員=21日、衆院厚労委
質問する宮本徹議員=21日、衆院厚労委

(にいざ民報 2021年6月6日 No.1904)