障がい児への『総合的な支援機関としての役割』を担う 児童発達支援センターの充実を

辻みき市議
辻みき市議

新座市児童発達支援センター(アシタエール)は、令和元年10月に開所しました。地域における障がい児への総合的な支援拠点としての役割が期待されています。辻実樹市議は、開所以来見えてきた課題について、6月議会の一般質問で取り上けました。

1、児童発達支援センターの目的や基本理念、事業内容を明文化した事業計画を公表すべきではないか。

(答弁)指定特定相談事業の方針が整い次第、事業計画は公表していきたい。

2、相談件数は年々増えているのに指定相談支援事業所は増えていない。計画相談支援を担う体制を早急につくるべきです。具体的なスケジュールを示してください。

(答弁)通所事業とは明確に分離して実施することが重要と考えている。諸課題解決に向けて検討をすすめている。時期については明確にこたえる段階にはない。

(問)平成26年から庁内検討委員会で検討しているのに、なぜいまだに結論が出ないのか。

(答弁)指定特定相談事業については、大きな課題だと認識している。議会終了後にでも速やかに協議を再開し、取りまとめを急ぎたい。

(問)計画相談支援の事業を始められないのは場所の問題ではなく、人員の問題が課題だという認識で良いか。

(答弁)相談室は2つあるので工夫次第で対応出来ていくのかと考えている、大きな問題は相談支援専門員の確保(1名)です。

3、現在、保育所等訪問支援事業及び一般相談支援の業務は、発達支援と兼任ですが、専任の職員を配置してください。

(答弁)

一般相談事業については既存の職員による対応では困難なので、新たに臨床心理士1名と児童相談員1名の採用を決定し募集をしている。

4、医療的ケア児の支援の現状と、今後の充実について伺う。

(答弁)令和5年度末までに医療的ケア児にかかる関係機関の連携を図るための協議の場の設置と合わせ、コーディネーターを設置することとしている。今後、医療的ケア児の把握とその支援体制を検討する必要がある。担当課による協議に着手したばかりで、時間をいただきたい。

児童発達支援センターの充実を

(にいざ民報 2021年8月1日 No.1911)