令和3年度市税収入は過去最高を更新か 市税収入は2億7000万円増(令和2年同時期比)

令和3年度の市税収入は、4月から10月までの合計で令和2年度の同時期に比べ約2億7000万円の増加となりました。令和2年度の市税収入は過去最高でしたが、3年度はさらに上回る見通しです。

令和2年10月に市長は、「コロナ禍で市税収入が大きく減る見込み」として財政非常事態宣言を発出し、福祉制度・市民サービスを減らしました。日本共産党市議団は、「市長の財政見通しは間違っている。福祉・市民サービスを減らすな」と言い続けてきましたが、その正しさが、今ははっきりしました。財政非常事態宣言は撤回し、一日も早く減らされた事業を元に戻すべきです。

駐輪場管理をシルバーから取り上げ

12月市議会では、市内の市営自転車駐輪場(14ケ所)全ての管理が、新座市シルバー人材センターから″かもめビルサービス・日駐研共同企業″に移行することが決定されました。シルバー人材センターは、年間約1億8000万円の仕事を失い大打撃を受けました。

日本共産党市議団は「シルバー人材センターは、生きがいと生活のために働く市内の高齢者のためにがんばっている団体だ。かもめビルサービスは横浜市のビル清掃会社で自転車駐輪場の仕事に初めて参入するため、人員を30%も削減できるとして人件費を大幅に減らし、経費を大きく削減したことが高く評価されているが、それ以外の評価はシルバー人材センターの方が高い。シルバー人材センターから仕事を奪うべきではない」と反対しました。公明党・政和会・由臨会は、ひと言の質疑も討論もせずに、シルバー人材センターからの仕事取り上げに賛成しました。

老人デイサービス 議決前に廃止通知

福祉の里の老人デイサービスセンターを今年6月末で廃止する条例が提案され、日本共産党と市民と語る会は反対しました。議会で決める前に新座市は利用者へ昨年11月5日に「廃止のお知らせ」を届けていました。議会軽視で許されない行為です。公明党・政和会・由臨会が賛成して廃止が決定されました。

市民からの陳情2本が賛成多数で可決

「学校・公共施設のトイレに生理用品の常備を求める陳情」と「総合運動公園にある陸上競技場を改修して再び公認競技場としてほしいとする陳情」が市民から提出され、それぞれ採択されました。日本共産党は賛成しました。

12月議会 各議員の賛否

(にいざ民報 2022年1月16日 12月議会報告号)