学校のトイレに生理用品を配置するべき 「にいバス」とデマンドタクシーを市民の足に

小野ゆみこ市議
小野ゆみこ市議

学校のトイレに生理用品を配置することについて

質問:新座市でもトイレットペーパーと同様に、学校のトイレに生理用品を置くべきです。12月市議会で「学校・公共施設の女性トイレに生理用品の常備を求める陳情書」が採択されました。多くの議員からも質問があり、陳情も出されるなど関心の高い事業です。思春期を迎える子どもが保健室にもらいに行くことや男性教師に話すことは勇気のいること。子どもの気持ちに寄り添うべきです。

答弁:現在は保健室に置いて、必要な子から申し出があった時には養護教諭がきめ細やかな配慮のもと、親にも連絡を取り指導しています。現在、社会インフラとしての生理用品の整備状況はトイレットペーパーと同じではありません。今後、社会インフラとして浸透し、どのトイレにも生理用品を置くような状況になれば、学校のトイレにも置くことも考えられます。社会の動向を見ながら取組みについて検討していきます。

デマンド交通(デマンドタクシー)について

質問:昨年11、12月に行ったデマンド交通の実証実験結果には、高齢者の廉価でタクシーを利用したいという声が現れています。2月25日の新座市公共交通会議を傍聴しました。残念ながらデマンド交通の本格稼働は行わなわず、市内の一部地域のみで実施と伺いましたが、交通に不便を感じている市民はたくさんいます。市内全域での運行をするべきです。実証実験は自宅と駅や公共施設、大型店舗の往復が主だったと思います。視点を変えて、例えば中野地区なら新座駅や「くみまち」までの往復とか、片山地区なら片山小学校交差点まで来れば、その先は路線バスでいろんな方向にアクセスが可能になります。近いエリアでの利用も考えるべきではないでしょうか。

答弁:路線バスでカバーできない地域を「にいバス」で、「にいバス」でカバーできない地域をデマンドタクシーで、という位置づけです。「にいバス」の路線を見直して不便地域はなくなったので、デマンドタクシーの本格稼働はやらないこととしました。短いルートでの運用を行う考えはありません。

「にいバス」の運行について

質問:私たちが長年訴えてきた「1時間に1本」ではありませんが、運行本数の増便や運行ルートが1つ増えたこと、一回の乗り継ぎが可能になったことは良かったと思います。しかし70歳〜74歳の方の無料パスがなくなりました。利用してもらうのは市にとってもメリットなので続けるべきです。

答弁:運行ルートを増やし日曜運行もするなど充実を図るので、採算ペースを考えなけらばならない。75歳以上になると運転免許の保有率が非常に下がることを考えて、無料パスの年齢を70歳以上から75歳以上に引き上げました。

(にいざ民報 2022年4月3日 No.1941)