国民健康保険税 均等割7000円の値上げ案 国民健康保険運営協議会で仮算定案が示される

昨年12月23日に、新座市国民健康保険運営協議会が開かれ、令和5年度国保特別会計当初予算の案が示されました。仮算定なので変動する可能性があります。

11月7日に埼玉県から令和5年度の納付金(秋の試算)が通知された。これに基づき当初予算を編成したところ約8億5千万円の収入不足となった。そこで、①国民健康保険財政調整基金を6億8076万円取り崩す。残高は7億2737万円。②賦課限度額を2万円引き上げ65万円とする。これで884万円増額となる。③税率改定により1億5658万円増額とする。この3つにより収入不足を補填する。

税率改定案は次表の通りです。現在の4方式から2方式(所得割・均等割)への移行を進めるため、医療分に係る試算割及び平等割の税率を引き下げ、均等割の税額を引き上げる。支援金・介護分に係る所得割の税率を引き上げ、均等割の税額を引き上げる。

均等割は医療分、支援金分、介護分を合わせると1人7000円の値上げとなります。家族が多く、資産がない世帯には大幅な値上げになる可能性があります。

現在でも国保税は他の健保組合の保険料に比べ高い状況です。これ以上の値上げは許されません。全国知事会が求めている「国からの補助金を年1兆円に増額」して、高すぎる国保税を引き下げるべきです。

標準保険税率の改定について
標準保険税率の改定について

(にいざ民報 2023年1月15日 No.1976)