広報にいざを16ページに戻して、「市民伝言板」掲載復活など紙面の充実を

黒田みき市議
黒田みき市議

財政非常事態宣言を発出後、広報にいざは16ページから12ページに削減したままです。市民サークルなど掲載希望を募って載せていた、催し物コーナーは市のホームページに移行されました。

多くの市民から、「サークル情報や催し物のお知らせを復活してほしい」と要望が寄せられています。広報にいざの読者アンケートを情報公開請求で取り寄せました。令和4年度はのべ158人が回答しています。取り上げてほしい記事として、●新座の歴史、文化、自然に関する情報●おすすめのお店やグルメ情報●ぞうきりん特集●市民の写真コーナーなどが多く寄せられていました。

黒田実樹市議は3月議会の一般質問で、広報にいざの「ページを増やし、写真の投稿等の機会確保や、お互いの情報交換、交流を促進するような紙面記事の充実を図ってほしい。ホームページやSNSの情報発信も有効だが、広報にいざは確実に市民の手に届くし、一度に多くの情報を得られるという点では大変重要なツールだ」と求めました。

市長は、「市民サークルの情報はホームページヘ移行し、タイムリーな情報を掲載できるようになった。紹介文や活動風景の写真、催物ポスター画像など、掲載内容の充実を図ることができている。毎月二次元コードを掲載して市民がサークルの情報を見ることができるようにしている。ページ数は、令和5年は12ページで進んでいきたい」と答弁しました。

黒田市議は「市民のニーズとして、市からの一方的な情報だけではなく、お互いのコミュニケーションや交流も求めていると思うがどうか」と質問しました。

総合政策部長は「一番は市から大事なお知らせを市民の皆様にお伝えするところだと思っている。読み物としての魅力というのも大事だと思っている。市民の方からの発信を受け止める手段としても有効かと思うが、紙面の都合等あるので、ホームページ等のほうが制限なくいろんな情報を載せられると考えている」と述べました。

黒田市議は、「令和5年度の予算編成に向けて、ページ数を元に戻すという検討はされたのか」と質問。総合政策部長は「16ページも考えたが経費として597万円増額になるということがあった。紙の単価が非常に上がり、また部数の増加の影響で722万円増加、両方で1,319万円の費用増加になり、16ページは難しいと判断した」と述べました。

黒田市議は「広報にいざは一番のシティプロモーション。市民の記事がたくさん載っていると元気な市だなと思う。ホームページは自分で検索をかければ目的の記事は見れるが、「広報にいざ」は、何気なくページを開く時でも情報が入ってくる。そこから興味が湧いたり気持ちが動くこともあると思う、市民意識調査でも、情報収集の1番は『広報にいざから』となっており大事なものだと思っている。16ページに戻して充実してほしい」と改めて要望しました。

(にいざ民報 2023年4月2日 No.1986)