裏金 真相解明が最優先 自民関係者証人喚問を 小池書記局長が会見

自民党の主要5派閥による政治資金パーティー収入の裏金疑惑が岸田政権と自民党の中枢を直撃し、岸田文雄首相は内閣改造・党役員人事をせざるを得ない状況に追い込まれています。

日本共産党は11日、倉林明子副委員長が参院本会議で派閥の歴代事務総長など関係者の証人喚問を要求。小池晃書記局長は、裏金疑惑について、安倍派議員にとどまらず、自民党全体にわたる徹底した真相究明を求めました。

小池氏は、裏金疑惑は「しんぶん赤旗」日曜版のスクープを契機に「いまや安倍派にとどまらず、二階派、麻生派も含め、自民党全体の問題になっている」と批判。その上で、▽自民党各派閥の事務総長経験者-など、「この間に名前があがった人物全員の証人喚問が必要だ」と述べました。

さらに小池氏は、岸田文雄首相が政権要職から安倍派を一掃することを検討していることについて問われ、「安倍派だけを切り捨てれば解決するという問題ではない。辞めてすむ話ではなく、何よりも疑惑の全容解明が必要だ」と重ねて強調しました。

記者会見する小池晃書記局長=11日、国会内
記者会見する小池晃書記局長=11日、国会内

【12月12日 しんぶん赤旗より抜粋】

(にいざ民報 2023年12月17日 No.2017)