高齢者のおむつ代の補助を元に戻すべき 避難所の備蓄品の充実を

小野ゆみこ議員
小野ゆみこ議員

3月19日に小野由美子議員は、「高齢者のおむつ代の補助について」と「避難所の備蓄品について」一般質問をしました。

おむつ代の補助について

小野議員:近年、様々な商品が値上がりし続けています。食料品や雑貨・紙製品など、生活に欠かせないものばかりです。中でも紙製品は大手メーカーでも「10%ほどの値上げになります」と言っています。紙製品はおむつ製品も含まれます。この物価高の中、介護が必要な方とご家族の方にとって「おむつ代の補助」は切実です。おむつ代の補助額を令和元年の金額に戻すべきです。

市長:財政非常事態宣言があり、見直しをした事業です。元に戻す考えはありません。

小野議員:この補助は、所得割4万7800円以下の方が対象です。この所得割の基準の方のおおよその年収はいくらになりますか。

いきいき健康部長:一人暮らしの方で、おおよそ244万円となります。

小野議員:244万円はひと月20万円以下の方となります。物価高騰の中、市民のくらしは大変です。補助を戻すべきではないでしょうか。

いきいき健康部長:令和4年度の実数は、1790人でした。年々支給対象者の人数が増えていますので、予算のこともありますので元に戻す考えはありません。

市の指定の避難所の整備について

小野議員:いつ起こるかわからない災害に備え、新座市の防災備蓄品を充実させていくべきではないでしょうか。

市長:近年の地震の被害を受けて、市の避難所となる場所の備蓄品を目標数に達するようにしていきます。また、備蓄倉庫も増やしていく予定です。

小野議員:全ブロックの合計で見ると、飲料水の数が足りていません。飲料水は、命をつなぐ大切なものです。このブロック別の配備で、ゼロの避難所があります。考え方を教えてください。

危機管理監:飲料水の備蓄は配備が遅れていました。令和5年度末の段階で、目標の数にしていきます。備蓄数がゼロだったところは、受水槽がある施設でしたので、配備が遅れていました。

小野議員:この備蓄品は、多くの市民が関心のあることです。いざという時のために備えていくべきです。

危機管理監:今回多くの議員からも質問がありました。徐々にそろえていく必要があると思っています。かまどセットやマンホールトイレセットなど、今後計画的に備えていく予定です。

(にいざ民報 2024年3月31日 No.2027)