令和6年度当初予算に対する反対討論 削減されたままの福祉制度など4点挙げ反対
令和6年度当初予算案に黒田実樹市議が反対討論を行いました。
反対の理由は4点です。
第1に、財政非常事態宣言を理由に削減された多くの福祉事業が、復活していない点です。
障がい者や高齢者のための制度、障がい者施設体制強化補助金、障がい者福祉手当、難病患者見舞金、敬老祝い金、重度要介護高齢者手当などは削られたままとなっています。
第2に、マイナンバー制度に関する予算が挙げられていることです。マイナンバーカードは個人情報が集約され流出する危険のある制度です。個人情報保護など国民が安心して利用できることが大前提であるはずなのに、相次ぐトラブルで国民に不安と不信を広げました。マイナンバーカード普及促進、活用のためのデジタル推進費は情報漏洩やプライバシー権の侵害、国民への徴収強化と社会保障費の削減など様々な問題や懸念があげられます。根本的な政策の転換が求められていると思います。
第3に、(仮称)三軒屋公園等複合施設整備の手法について、建設、管理、運営を一括して発注するDBO方式を採用することは、施設運営全体がブラックボックス化し市民の利便性を後退させる可能性があります。
第4に、保谷朝霞線に関連した街路事業費負担金です。保谷朝霞線の道路建設は、住民からは根強く反対する声もあり、多額の予算をかけ強行に進めるべきではありません。
令和6年度当初予算は、日本共産党と市民と語る会は反対しました。公明党、未来を創る会、自民・維新の会の賛成多数で可決しました。
「ほっとぷらざ」の代替施設として東北コミセンと三軒屋公園に、図書館と児童館を含む複合施設が予定されています。
三軒屋公園等複合施設整備の意見募集が始まりました。意見募集のフォームはコチラ↓
意見募集は4月22日迄です。
(にいざ民報 2024年4月7日 No.2028)