投票所の新設、タクシー支援で投票率の向上を

小野だいすけ議員
小野だいすけ議員

6月3日、小野だいすけ市議は、投票率の向上について質問しました。

小野議員:新座1丁目地域の投票所は、新座ふれあいの家になっています。急坂を往復して投票に行くことになり投票をあきらめた方もいたと聴きます。新座1丁目集会所に投票所を新設するなど対策を講じるべきではないでしょうか。

選挙管理委員会委員長:新座市では投票所は35ヶ所あり、県内でも充実しています。投票所を新設する考えはありません。新座1丁目集会所を投票所とした場合、市長選挙など投票箱が1つの選挙であれば可能ですが、衆議院選挙など投票箱が多数ある場合は難しいと考えています。

小野議員:投票の際のタクシーの支援などは考えていますか。

選挙管理委員会委員長:タクシーの支援は福祉タクシー券などの支援をすでに行っています。支援する考えはありません。

バスやワゴン車で移動式期日前投票所を

小野議員:「ほっとぷらざの期日前投票所が無くなり、投票しにくくなった。東北コミセンの投票所はわかりにくいし、駅からも離れていて使いにくい」というご意見もいただいています。運転免許を返納された方が増えていて、投票所へ行けなくなっている方が増えています。移動式の期日前投票所は、投票箱や記載台を載せた自治体のワゴン車やバスが地域を回り、有権者が乗り込んで投票する仕組みです。令和元年7月の参院選では全国33市町に広がっています。移動式の期日前投票を実施するなど投票の支援を行ってはどうでしょうか。

選挙管理委員会委員長:期日前投票所は5ヶ所あり近隣市の中でも充実しています。移動式の期日前投票所については注視していきます。

小野議員:新座1丁目地域を指摘しましたが、こうした地域は他にもあるのではないでしょうか。投票所が遠い、投票所まで高低差があるなどの地域で、時間・場所を指定して移動式投票所を実施してはどうでしょうか?

選挙管理委員会事務局長:市内には35か所投票所があります。黒目川があり、高低差があります。投票所までの道に坂がある投票所は半分くらいです。令和3年度期日前移動投票所を行った市町村は48か所になっています。ほとんどが山間部です。まずは、研究課題とさせていただきたいと思います。

小野議員:投票に行きにくいという点では同じことだと思います。新座市は、山間部とは違い人口が多く、移動式の期日前投票所を実施すれば効率よく投票に行けると思います。ぜひ、実現できるように研究を進めていただきたいと思います。

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(にいざ民報 2024年6月9日・16日合併号 No.2035)