おいしくて安全な保育園給食を 保育園給食民間委託化について

平成30年度から公立保育園で初めて給食調理業務が民間委託化されます。保育と給食は一体化して行われていたのが、今後は保育士と調理師が別の組織になることになります。これまでの園児の状況に合わせた臨機応変な対応ができるのかが懸念されます。

辻みき市議は委託業者決定の進捗について、仕様書について、栄養士の配置、巡回について一般質問しました。

辻みき議員

市長は答弁で『委託業者の公募に対し6社からの応募があり(株)メフォスに決定した。保育士調理師の連携については「調理員の中に管理責任者をおくことで連携が守れる」と答弁しました。また栄養士については配置する考えはなく「これまで通り市の保育課の栄養士が適宜巡回することで対応する。保育士、調理師、保護者の協議は行う考えはないが『保育士体験』や『懇談会』で意見を聞いていく」と述べました。

辻市議は、文京区の公立保育園給食調理業務委託される際にはもともと配置されていた栄養士に加えて、非常勤の栄養士も配置され、保育園にとって重要な役割をしている。改めて現場に配置する栄養士の必要性はないのか認識を問いました。

子ども未来部長は『委託業者の栄養士が月に2回巡回するのと市の栄養士が適宜巡回することで対応する。確かに公立保育園では初めての委託で手厚くしたいと思うが特別な心配はしていない。順調にやっていただけると考えている』と述べました。

また、部長は『アンケートを行う考えはない、懇談会や保育士体験をとらえて意見を聞いていく』と述べました。

辻市議は『懇談会は時間が限られており、保育士体験に参加する保護者はわずか。アンケートを実施してほしい』とお願いしました。部長は『アンケート実施について検討していきたい』と答弁しました。

(にいざ民報 2018年4月1日 No.1759)