段階的に自衛隊をなくす 北東アジアの平和 見届けた上で

11日放送のラジオ日本番組「政界キーパーソンに聞く」に日本共産党の志位和夫委員長が出演し、聞き手の橋本五郎・読売新聞特別編集委員とマルクスから野党共闘まで多岐に亘るテーマで対談しました。

橋本氏は「国民の多くが、災害出動する自衛隊に感謝の気持ちを持ち、自衛隊を認めている。共産党は“自衛隊は憲法違反”という主張を変えていない。このギャップをどう埋めるのか。憲法を変えるか、自衛隊をなくすか二つに一つしかないのでは」とたずねました。

志位氏は「憲法を変えて9条に自衛隊を明記すると、海外での武力行使が無制限になってしまう。そういう自衛隊にしていいんですか、が今の争点です」と強調した上で、9条という理想に向かって段階的に自衛隊のあり方を改革していく日本共産党の考えを説明しました。

「日本を取り巻く安全保障環境が本当に平和的に成熟し、国民の大多数が9条を完全実施(武器を持たない)しても大丈夫だという合意が成熟したもとで、初めて9条の完全実施に着手する。そういう段階的解決の方針を私たちは明らかにしています。」と述べました。

(11月13日付 赤旗)

日本共産党 志位和夫委員長
日本共産党 志位和夫委員長

(にいざ民報 2018年11月18日 No.1790)