管理費用を抑え、市民が利用しやすい共同墓地の設置を 令和4年〜募集開始 市営墓園B地区2000体を予定

小野だいすけ議員

市営墓園内への共同墓地の設置について小野大輔議員が6月14日に一般質問を行いました。

現在、市では、市営墓園内に共同墓地の設置を予定しています。工藤かおる前市議が共同墓地を設置するように議会で繰り返し質問してきた成果です。

小野議員は以下の5点について質問しました。

  1. 市営墓園利用者に第2次のアンケートを行っていますが、結果はどのようになっていますか。焼骨の数、計画案に対する感想は届いていますか。
  2. 設置場所はどこか。設置予定の共同墓地の規模はどれくらいのものか。どのような墓地を考えているか。
  3. 設置のスケジュールはどのようになっているか。
  4. 焼骨の管理について。御遺骨1体あたり12万円〜13万円は高い。低所得者への補助などは考えていますか。
  5. 市営墓園利用者以外の市民にも広く利用してもらえるように考えていることはありますか。

市長部局は

  1. のアンケートの集計結果については5月27日に締め切ったが、まだアンケートが届いている。集計でき次第公表していきたい。
  2. 市営墓園内B地区に350㎡の地域に樹林型合葬墓を予定している。収容できる御遺骨は2000体を考えている。
  3. 令和4年から募集開始を予定している。詳細なスケジュールは決まり次第明示していきたい。
  4. 管理費用については高いと考えていないが、額については今後検討していきたい。
  5. 市営墓苑利用者以外への利用については、空きができ次第検討していく。

と答弁しました。

小野議員は、共同墓地を利用したいという方から「現在市営墓園を利用しているが、後継ぎがいない。家族の焼骨が複数ある。共同墓地に入ろうとすると、焼骨分の管理費用(1体12〜13万円)、粉骨する費用(1体1万5千円〜3万円)もかかる。現在利用している墓地の撤去費用も何十万円もかかる。合わせれば100万円以上かかる。これでは移ろうにも移れない。都立霊園は霊園利用者が合葬墓に移る時の費用は無料だ。新座市も市民のことを考えて価格を設定して欲しい。」という市民の声を紹介しました。また、都立霊園では、粉骨した焼骨の管理費用は3分の1(12万8千円が4万2千円に)となります。今秋に公募予定の「さいたま市の思い出の里市営霊園」は1体10万円ですが粉骨にする必要はありません。

小野議員は「こうした他の自治体と比べても市の管理費用は高額になっているのではないか」とさらに追及しました。

市長は、「高いとは思わないが、今後、額について(変更も)検討していきたい」と答弁しました。

(記・小野大輔市議)

共同墓地の設置予定場所

(にいざ民報 2019年6月23日 No.1817)