『高次脳機能障害者の支援体制整備を』 日本共産党埼玉県議団と懇談
高次脳機能障害家族会『地域ともに生きるナノ』と、日本共産党埼玉県議団との懇談会に同席させていただきました。
高次脳機能障害は脳ヘのダメージをきっかけに様々な状態を引き起こしますが、外からは見えづらい障害のため、支援につながりにくい実態があります。精神障害に含まれ、気持ちを抑える、覚える、計画を立て遂行するなどがうまく行えなくなる障害です。
認知症の症状に似ていますが、障害者手帳に繋がらなければ、特に若い人の中で支援から漏れてしまう方がいます。県レベルで医療と福祉の分野が連携し、支援体制の整備が進むことを要望しました。
フェイスブックに投稿したところ、『高次脳機能障害の方を支える資源少ないですよね。介護保険受けても年齢的に馴染めなかったりします。40歳すぎていると介護保険優先になりますが、(年齢的になじめず)現実的には難しいと思います。』『以前、精神科デイケアで若い高次脳機能障害の方を担当していたことがありますが、物凄く遠方から通っておられました。高齢者とは別に、また一般の精神科リハビリとも異なる、神経心理学的な専門のアプローチでリハビリを提供する施設の必要性をひしひしと感じていました。』など、現場からのリアルなコメントをいただきました。市町村単位でも、より充実にむけて取り組む必要がありますが、県、国レベルでの取り組みの推進が必至です。
(辻みき市議・記)
(にいざ民報 2018年11月25日 No.1791)