青年の未来を考えるシンポジウム 〜一緒に学び行動しよう!社会をつくるのは私たち〜

青年の未来を考えるシンポジウム 右から、伊藤岳氏、青龍美和子氏、藤田孝典氏、白鳥勲氏
右から、伊藤岳氏、青龍美和子氏、藤田孝典氏、白鳥勲氏

5月26日、大宮ソニックシテイで「青年の未来を考えるシンポジウム」(民主青年同盟と日本共産党埼玉県委員会の共催)が開催されました。

若い世代に広がる「生きづらさ」は社会の仕組みやルール、日本の政治によるものです。シンポジウムでは、「若い世代に必要なこと」「私たちにできること」を考えあい、一人ひとりが社会の主人公になれるよう学びあいました。

ゲストスピーカーは子ども・若者支援ネットワークの白鳥勲さん、明日の自由を守る若手弁護士の会の青龍美和子さん、NPO法人ほっとプラスの藤田孝典さん、日本共産党県民運動委員長の伊藤岳さんです。

白鳥さんは不登校の児童生徒を支援してきた経験を紹介。不登校の児童生徒はぜんたいの2%だが、そのうち貧困世帯が20%。労働者派遣法など政治が家庭環境悪化を招いてきた。子どもたちにとって見守ってくれる大人の存在が必要だ、と話します。

藤田さんはソーシャルワーカーとしてシングルマザーやワーキングプアの人々と関わる中で貧困の原因は雇用にある、と企業と団体交渉して時給を3百円引き上げて年間60万円の賃上げを勝ち取った経験を紹介。若い人たちには、力を合わせて要求を勝ち取る経験をしてほしいと訴えました。

伊藤岳さんは統一地方選挙の低投票率について、国民の中で政治に諦めが出ているとし、政治が希望を語ることが大事だと、大学の学費を半額にして、学生70万人に月額3万円の給付制奨学金制度をつくる共産党の提案を紹介しました。

(記・小野大輔市議)

(にいざ民報 2019年6月9日 No.1815)