交通指導員の待遇について シルバー人材センターのインボイス導入による影響

小野ゆみこ市議
小野ゆみこ市議

交通指導員の待遇について

質問 交通指導員は、雨の日も雪の日も児童・生徒の交通安全のために交差点に立ってくれています。令和4年4月から市民生活部交通防犯課から教育支援課に移管されました。移管前から制服や靴などが支給されていないと聞いていますが、どうですか。移管された後の待遇はどうなっていますか。制服などの備品の提供をするべきだと思います。

答弁(教育長) 交通指導員は本年度教育委員会に移管されました。勤務時間は朝1時間、帰りは、午後2時間で、時給対応で行っています。以前は日当で対応していましたが、令和2年の地方自治法の改正により、非常勤特別職から会計年度職員に移行したことで、時給に変わりました。時給は1210円ということです。制服につきましては、制服購入に係る費用対効果を考えると、必ずしも必要なものではなく、人が立哨しているということが重要であることから、新規購入を廃止した。それに伴いベストを着用することにしました。在庫としてある制服については着用することもよしとしました。また、雨天時及び降雪時の立哨に備えまして、今年度雨具の上下、そして長靴を希望者に対して購入したところでございます。交通指導員の待遇につきましては、教育委員会に移管したばかりですので、今後も変更する予定はございませんが、今後の情勢等が変化した場合においては機会を捉えて検討してまいります。

シルバー人材センターのインボイス制度導入の影響は

質問 今年の10月からインボイス制度が導入されます。この制度は、今まで免税業者だった方が登録番号を税務署に申請して番号を取得し、納税業者となる制度です。シルバー人材センターでは対応に苦慮しています。会員の負担となることはありませんか。新座市として、新しい補助制度など対応を考えるべきです。

答弁(市長) インボイスを発行しなければ、シルバー人材センターが消費税の納税額の計算上で仕入れ額控除ができなくなり、納税額が大幅に増加することが当然予測されます。そこで、発注に関わる事務比率を4月1日より10%から12%に引き上げました。この引上げにより、会員がインボイス発行事業者としての登録を行わず、引き続き免税事業者として扱われることになり、会員のご負担になることはございません。インボイス導入後6年間は仕入れ税額の経過措置が設けられておりますが、この経過措置の終了後の影響や会員の負担については現時点では見通しはできません。今後近隣市の動向を踏まえつつ、シルバーの財政状況を注視しながら、総合的に対応を判断していきたいと思います。

(にいざ民報 2023年4月30日・5月7合併号 No.1990)