市内自転車駐車場は、有人管理にせよ 料金支払いに電子マネーなどの導入を

黒田みき市議
黒田みき市議

市内自転車駐車場は、令和4年度から無人管理時間が設定されました。利用者から「以前はシルバーの職員が行ってらっしゃい、お帰りなさいと声をかけてくれ、思わず顔も緩み、気分よく利用してきた。市は、心の通う行政でなければ失格です、無人はやめてほしい」。また子どもが志木駅南口自転車駐車場を利用しているという保護者からは「何かあったらと考えると心配で仕方ない」とサービスの低下を指摘する声が届いています。日本共産党新座市議団は令和4年6月28日、市に対して「無人の時間帯はつくらないでほしい」という緊急要望書を提出しました。

自転車駐車場は子どもから高齢者まで、様々な方が利用します。最近は大型の子ども乗せ自転車や、電動自転車などの高価で定型外の自転車も多く利用されています。人を配置することで無断利用や防犯、事故防止の点でも市民の安心安全が保障されます。整理整頓など、快適な駐輪環境も維持されます。人を配置する管理に戻すべきです。

黒田実樹市議は、3月議会の一般質問で、市民の安全、安心のために有人管理にすること、また料金支払いにクレジットカードや電子マネーを使えるようにしてほしいと要望しました。

市長は、「令和4年4月から新たに指定管理者制度を導入し、志木駅周辺3施設において無人の時間帯を設定した。この時間帯は、利用者が少ない状況であり、無人時間帯においても管理人による定期巡回を行い、必要に応じて声がけするとともに、整理整頓や清掃を行い、安心して利用できるよう努めている。利用料金の支払いのキャッシュレス化については、利用者の利便性向上や事務の負担軽減につながると考え、指定管理者と導入に向けて検討していく」と答弁しました。

黒田市議は、「無人管理により、市民に困ったことは起きていないのか」と再質問。まちづくり未来部長は、「課題については黒田議員からも指摘があったが、志木駅南口の駐車場一時利用のラックについては、対応が必要(2段ラック式のため慣れていないと危ない)ということで指定管理者と協議していきたい」と述べました。

黒田市議は、「10時間以上無人になることが度々ある。無人時間帯を減らすことはできないのか」と質問。まちづくり未来部長は、「無人の時間については管理人が定期的に巡回をしている。常に10時から15時までの間、1名が巡回しているので、無人になる時間帯はあるが、合理的な運営管理の中で対応していると考えている。現時点ではこの体制を維持させていただき、ご意見等については協議していきたいと考えている」と述べました。

(にいざ民報 2023年4月30日・5月7合併号 No.1990)