道路の補修工事、雨水対策工事を早急に

笠原すすむ市議
笠原すすむ市議

笠原進市議は9月議会の一般質問で、「道路の補修工事と雨水対策工事を早急に進めよ」とする提案を行いました。

新座市長は「財政が大変」として、令和2年度当初予算で議決済の道路工事9本を中止にしました。雨水対策工事3本が令和3年度当初予算で見送られました。しかし、9月議会で提案された一般会計補正予算は、40億円以上の歳入増があり、そのうちの9割以上の36億6千万円を財政調整基金に積み立てるというものでした。

笠原市議は、「財政調整基金への積み立てを少し減らして、その一部を使えばすぐに道路補修工事と雨水対策工事は実現できる。道路工事は90%、雨水対策工事は95%の起債が活用できるため、道路工事は約1600万円、雨水対策工事は410万円の一般財源で工事ができる。振動で困っている住民は1日も早い道路工事を望んでいる。集中豪雨の時に床下浸水に悩まされている地域の人たちは、雨が降ると不安になる。また、市内の土木業者の方々は仕事が無くなり本当に困っている。収入が増えた分を基金に積み立てるのではなく、困っている人たちへの工事に使うべきだ」と提案しました。

並木市長は、「道路工事については昨年9本を中止にしたが、今回、3本について補正予算で対応した。雨水対策工事については、東3丁目地内の雨水枝線工事を年内に発注することにした。今年度の上半期に発注した工事の契約差金を使うことにした。道路工事及び雨水対策の必要性は十分認識しているので、今後についても個別の状況を見極めて対応していきたい」と答弁しました。

東3丁目の雨水対策工事を実施する

上下水道部長は、「東3丁目地内の雨水対策工事ですが、これは新座中央通りと東北通りの交差点、ホームセンターがある場所ですが、ここのいっ水対策をする工事です。中央通りに整備されている1500ミリの雨水幹線の負担を軽減させるために、中央通りの両側の歩道に整備されている枝線の工事を実施して、そこを流れる雨水を中東公園の地下にある調整池(容量3800立方メートル)がまだ余裕がありますので、ここに分水して、ホームセンターの方に雨水が流れるのを軽減させるという内容の工事です」と答弁しました。

(にいざ民報 2021年11月14日 No.1923)